一般に超常現象と呼ばれるような現象は上図でのa,b,c,dの領域であると考えられる。その様な領域が存在するのは、人間が完全に物理的次元だけの存在ではなく、霊的・超心理学的な次元(図の白線より上の部分)の能力を持っていると云う事でもある。個人レベルに置き換えれば、能力の方向性つまり上図に於ける人間界の領域がより上に広がっているか、あるいは横に広がっているかで、心霊現象に敏感な人間やUFO現象に敏感な人間などの特質が生じると考えられる。
写真に撮られたり、痕跡を残したようなUFO現象事例はaの範疇に属するものであろう。アンドレアソン事例などの場合は、UFO搭乗員の出現に関しては複数の目撃者が存在しているが、アブダクション自体は当事者個人の内的現実である。従って、aの領域で受けた契機によって前述の出産外傷説的な現実が形成されたか、あるいはa,b両方にまたがる部分での現実の現象であったと考えられる。
またcないしbの領域を通じて得られる心霊界の情報では、過去に死んだ人物が霊界での修行を積みUFOに乗っていると云ったことも伝えられる。荒唐無稽な話のようでもあるが、図で示したように、それぞれの世界が重なり合う部分を持っていると考えれば有り得ない事ではなさそうである。 |
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